公益財団法人日本野鳥の会
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シンポジウム「似ているけど、違うのですⅡ ~シジュウカラガンとカナダガン~」

人間が放した毛皮用のキツネのために一時絶滅の危機に瀕したシジュウカラガンは、30年間にわたる保護の取り組みが実り、日本への飛来数が近年増えています。

カナダガンはシジュウカラガンによく似ているけど、野生化してしまった元飼い鳥です。

カナダガンをもう一度人の管理下にもどすことで、私たちはシジュウカラガンを守ることができます。

でも、どうやってやるの?乗り越えねばならないハードルはどんなこと? シジュウカラガンとカナダガンの近未来を一緒に考えましょう。

今回はシジュウカラガンの復活に非常な努力を注いで来られたロシアのゲラシモフ博士をお招きして特別講演もあります。是非ご参加下さい。

日時: 2011年3月5日(土) 14:00~16:30(開場13時30分)
場所: 国立オリンピック記念青少年総合センター
国際交流棟 第1ミーティングルーム(定員120人)
東京都渋谷区代々木神園町3-1(電話03-3469-2525)
小田急線参宮橋駅下車7分
プログラム: ★特別講演
シジュウカラガン復元計画の歴史と成果
ロシア科学アカデミー
N.N.ゲラシモフ博士
(日本語通訳付き)
★講演(予定)
シジュウカラガンとカナダガン-違いと新しい分類 日本雁を保護する会会長 呉地 正行
カナダガンの分布状況と神奈川県下における捕獲 かながわ野生動物サポートネットワーク 葉山久世
カナダガンの将来と法規制上の課題 日本野鳥の会神奈川副代表 石井 隆

ニコライ・ゲラシモフ博士の略歴

 1936年生まれ。1963年、漁業狩猟規制局の狩猟取締り官としてカムチャツカに赴任。ガンカモ類の調査を行う傍ら、当時個体数の減少著しかったガン類保護のため一連の保護区の設立に奔走。ロシア科学アカデミー太平洋地理学研究所に移り、ユリカモメ、ヒシクイなどの標識調査に着手。越冬地が日本であることを明らかにした。1989年に初来日した際、シジュウカラガンの羽数回復計画に携わる意思を固め、1992年に増殖施設を建設。1995年にかつての繁殖地である北千島のエカルマ島で放鳥を始めた。2010年まで13回の放鳥で551羽を放す。2010年度日本国内で100羽以上のシジュウカラガンが確認された。現在、同研究所鳥類学室長。鳥類学博士。同じ研究室に勤務するユーリ・ゲラシモフ博士は長男。


参加費: 無料(申し込み不要)
主催: 日本雁を保護する会、かながわ野生動物サポートネットワーク
共催: 日本野鳥の会神奈川、雁の里親友の会
協賛: サントリー世界愛鳥基金 セブン・イレブンみどりの基金(予定)

●問い合わせ先:日本野鳥の会神奈川(電話045-453-3301月・水・金12時~16時)
GZH02213[アットマーク]nifty.ne.jp(担当:石井隆) 送信される際は[アットマーク]を@に書き換えてご送信ください。

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