

■ IBA基準生息地の保全
オオジシギに標識装着(北海道苫小牧市)
・ 国内167カ所を国際基準により重要な野鳥の生息地
(IBA基準生息地)として選定しました。
・ この167カ所の
IBA基準生息地をホームページ上で公開、また
IBA基準生息地の概念を普及するためにシンポジウムを開催しました。
・
IBA基準生息地保全活動のモデルケースとして、北海道苫小牧の勇払原野で保全活動を行い、希少種のシマアオジの新たな生息地を1カ所確認しました。またオオジシギ382羽に標識を装着しました。
■ 野鳥保護区の拡大
・ 寄付を財源に北海道根室市内のタンチョウ生息地22.1haを買い上げ、
「藤田野鳥保護区酪陽」として設置しました。これにより
当会の野鳥保護区は、北海道東部を中心に13カ所、総面積約1,100haとなりました。
・ 新たな候補地の情報収集や買い取り交渉などのため、
根室市に野鳥保護区事業所を開設しました。
(地図画像をクリックすると、別ウインドで拡大した地図を表示します)

藤田野鳥保護区酪陽
(北海道根室市 22.1ha)
藤田野鳥保護区酪陽で繁殖したタンチョウの親子
渡邊野鳥保護区大別川の巡視
(北海道厚岸町)
早瀬野鳥保護区温根内での植生調査
(北海道鶴居村)
鶴居サンクチュアリでのタンチョウへの給餌
(北海道鶴居村)
渡邊野鳥保護区ソウサンベツに設置した石碑
(北海道根室市)
■ そのほかの保護活動
■ 自然解説、自然体験の場の提供
根室市春国岱原生野鳥公園での自然解説
(北海道根室市)
・ 全国11ヵ所の
サンクチュアリで、来訪者延べ約33万人に自然解説を行いました。
・ 同じく全国の
サンクチュアリで、観察会を約1,300回行い、延べ約2万人の参加がありました。
・ 初台事務所に2月から
バードプラザを開設し、バードウォッチングなどの情報発信を開始しました。
・ ジャパンバードフェスティバル(11月開催)にブース参加し、約5万人の来場者がありました。
勇払原野での冬の観察会
(北海道苫小牧市)
ウトナイ湖サンクチュアリでの観察会
(北海道苫小牧市)
ジャパンバードフェスティバル出展
(千葉県我孫子市)
バードプラザでの自然解説
■ 人材育成など
・
「バードウォッチング検定」を11月16日に開催し、約1,100人の受検者がありました。
・
サンクチュアリにおいて、延べ2,700名におよぶボランティア活動を受け入れ、コーディネートを行いました。また、新たにボランティアを始める人向けの講座を27回開催し、約200名の参加がありました。
・ プロのレンジャーを育成するために、
レンジャー養成講座を3回実施し、57人の受講者がありました。
レンジャー養成講座(横浜自然観察の森)
バードウォッチング検定
■ パンフレットなどの発行
初心者向け小冊子、
ヒナを拾わないでポスター
・ バードウォッチングの手引き書となる、初心者向け小冊子
「鳥をみつけに」を作成し、約2万2,000部配布しました。
・
「ヒナを拾わないで」キャンペーンを実施し、ポスター5万枚を作成して配布しました。