バードウィーク全国一斉野鳥販売実態調査は、2000年からはじまった調査で今年7年目を迎えます。「野の鳥は野に」の理念のもとに、野鳥の違法な捕獲や飼養・販売・輸入の根絶を目指して、全国のペットショップなどで販売されている野鳥や捕獲用具の実態を調べています。一方で野生化した外国産鳥類や家禽による生態系の撹乱も大きな問題となってきています。昨年6月には、動植物の輸入・飼育・移動などを規制する特定外来生物被害防止法(外来生物法)が施行されましたが、これら規制の対象種や候補種についても注意が必要です。このような経緯から、2005年からは、国内で取引されている鳥類は、野鳥だけでなく家禽を含め全ての鳥類を対象として調べています。皆様に頂いたデータは、(財)日本野鳥の会のデータとして管理させていただき、集計結果を業界、行政、警察、マスコミなどに情報提供するとともに、野鳥や捕獲用具の販売自粛を要望していきます。