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■カワウの狩猟鳥化について■ 2007年6月、カワウが狩猟鳥に指定されました。このことに対する当会の意見は以下のとおりです。 当会はカワウが河川・湖沼で漁業に被害を与える問題について、追払い等により重要な漁場の保護を行ってあつれきを小さくすること、豊かな河川環境を復元して漁業とカワウの生息が両立できるようにすることを対策として掲げ、環境省の特定鳥獣保護管理計画技術マニュアルの編集や水産庁の被害対策の調査を請負い、また関東10都県と中部・近畿15府県による広域協議会にも参加してきました。しかしカワウの狩猟鳥化は被害対策に役立つかどうか科学的に確認されておらず、むしろ非狩猟区への被害の集中などマイナスになりかねないことから、反対の立場を取ってきました。 この件については環境省は3月18日に「狩猟鳥獣種の見直し等検討調査に係る検討会」を設置したものの、カワウについては1回のみ検討を行っただけで、しかも委員からは反対意見が多数であったにも関わらず、狩猟鳥化案を決定してしまっています。当会としては同検討会ヒアリングやパブリックコメント、公聴会を通じて反対意見を出しておりましたが、まことに残念な結果になってしまいました。 改正された施行規則は6月1日から施行されていますので、2007年秋(北海道は10月1日から、本州以南は11月15日から)の狩猟シーズンから、カワウを狩猟で捕獲してもよいことになります。カワウに対する狩猟が乱獲による個体数減少や、内水面漁業への被害の拡大につながらないように、特に、以下のことについて、関係機関に呼びかけを行っています。
(参考) |
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