重信川(しげのぶがわ)河口は、西条市の加茂川河口などとともに、環境省によって「生物多様性の観点から重要度の高い湿地」に選定されています。瀬戸内海に面した河口には、泥質干潟・砂浜・礫地帯・ヨシ原などの多様な環境があり、180種を超える多くの種類が観察されている、県内有数の探鳥地です。
当会ではこうした貴重な干潟を守り、その重要性を訴えるため、「重信川河口探鳥会」および清掃活動と探鳥会を併せておこなう「重信川河口清掃探鳥会」を毎年開催しています。1996年からは27年以上の長期間にわたって重信川河口鳥類調査を継続しており、個体数の経年変化をモニタリングしています(2023年には、372回実施した調査結果をまとめた『重信川河口鳥類調査報告書』を出版しました)。
見通しのよい開けた環境で、必ず鳥がいてじっくりと観察できるので、初心者にもおすすめの探鳥地です。
愛媛県松山市西垣生町/松前町北川原
海、干潟、川/河原
1月、2月、3月、4月、5月、6月、9月、10月、11月、12月
コチドリ、コアジサシ、オオヨシキリ、セッカなど
メダイチドリ・キョウジョシギ・トウネン・ソリハシシギ・チュウシャクシギなどのシギ・チドリ類
ヒドリガモ・ウミアイサなどのカモ類、ダイゼン、ハマシギ、セグロカモメなどのカモメ類、オオジュリン
シロチドリ、イソシギ、カワセミ、ミサゴ・ハヤブサなど
松山市内の松山城山では、毎月第一日曜日に定例探鳥会を行なっています。松山城は日本で12か所しか現存していない天守を有する城郭の一つで、道後温泉とともに「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されています。愛媛へ観光にお越しの際は、松山城山探鳥例会にも、ぜひ一度足をお運びください。詳細は当会HPをご覧ください。
日本野鳥の会 愛媛については、以下をご覧ください。