日本野鳥の会は、1934年に設立され、多くの会員に支えられた自然保護団体です。当会では、自然と人間との共存、調和を目指し、生物多様性の保全に取り組んでいます。野鳥と人がともにすめる社会を実現するために、当会は主に4つの活動を行なっています。
野鳥は生態系の上位を占める種が多く、自然環境の良好さを示すバロメーターです。多くの野鳥が生息するには、多様な環境があり、その環境が守られていることが大切です。当会では、野鳥と人が共に暮らせる生物多様性に富んだ自然環境の保全を第一に 考え、生息地の保全や法制度に働きかけ改善すること、また、全国の連携団体(支部)の協力を得て、自然を守る活動を行なっています。
野鳥や自然とのふれあいを通して、自然環境に興味を持つ方や、守りたいと考える方を増やしていくための活動です。全国各地の連携団体(支部)やサンクチュアリと連携し、さまざまな活動を行なっています。
当会は、1981年に民間として初めて直営のサンクチュアリ(野鳥をはじめとする、生物多様性を保全する自然系施設)を苫小牧市のウトナイ湖に設置し、全国からの募金等でネイチャーセンターなどを建設しました。サンクチュアリは当会のレンジャーが常駐しており、環境保全、環境教育の活動を行なう自然保護の拠点です。
日本野鳥の会では、バードウォッチングに役立つ観察用品や図鑑、野鳥を楽しむための雑貨、自然食品などの販売を行なっています。販売の収益は当会の自然保護活動に役立てます。みなさまのお買い物が自然を守る大きな力となります。
※画像の一部提供:ピクスタ