オオセッカ保護のための野鳥保護区
青森県三沢市 3.5ヘクタール
1992年、オオセッカの重要な生息地である仏沼干拓地のヨシ原を、チャリティイベント「バードソン1992」で集まった募金で買い取った。仏沼干拓地は面積約250ヘクタール、1964~71年に水田として干拓されたが減反で使われず、現在は国内のオオセッカの約半数が繁殖する他、サンカノゴイやチュウヒなども生息する貴重な湿原となっている。野鳥保護区の面積は小さいが、当会が所有していることで干拓地全体の保全を促す効果があり、干拓地の法的な保護指定を求める活動を続けてきた。それにより、2005年11月にラムサール条約に登録された。仏沼干拓地では地元の「NPO法人おおせっからんど」が保全活動を行っており、当会もこのNPOの活動に協力している。
仏沼干拓地の広大なヨシ原でのオオセッカ調査
(NPO法人おおせっからんど実施調査)
仏沼干拓地での自然観察会(NPO法人おおせっからんど主催)