タンチョウ保護のための野鳥保護区
北海道厚岸町 5.0ヘクタール
2006年、ラムサール条約湿地(国指定鳥獣保護区特別保護地区)厚岸湖・別寒辺牛湿原および同地域内にある「早瀬野鳥保護区別寒辺牛湿原」に近接し、国指定鳥獣保護区に隣接していながら法的な保護指定がなされていなかった、別寒辺牛川の支流である尾幌川河口に広がる湿原6.1ヘクタールを、所有者の石澤元勝氏と保護協定を結び、野鳥保護区とした。石澤氏は、「この湿原は思い出深い土地で、1960年代後半まで、祖父たちが牛馬の餌のために草を取っていた場所、その後使われなくなっていたが、自然を大切にする時代になってもう一度この湿原に光が当たり、うれしく思います。」と当会と協定を結ばれた。この周辺でタンチョウ1つがいが繁殖している。