シマフクロウ保護のための野鳥保護区
北海道根室地域 1.7ヘクタール
日高管内に広がるこの森林には、1998年から1つがいのシマフクロウの生息が確認されています。カツラやミズナラ等の巨木が林立する豊かな河畔林が残されていますが、その大部分が民有林のため、森林伐採をはじめとする開発の恐れがある地域でもありました。
そこで当会では、2007年から民有林を購入し、野鳥保護区の設置を開始しましたが、依然として周辺森林には開発の恐れがありました。そのため、故・小林弘明氏からのご遺贈をもとに、隣接する土地1.7ヘクタール(17,111㎡)を追加購入しました。これにより、当森林で繁殖するシマフクロウの生息中心域の140.6ヘクタールを一体として保全することができます。
注)土地の所在等は希少種保護の観点から非公表とさせていただきます。