シマフクロウ保護のための野鳥保護区
北海道オホーツク地域 15.1ヘクタール
当地域で最初の野鳥保護区。知床半島のシマフクロウのほとんどは、国立公園や国有林など保護策がとられている場所で繁殖しており、今後、繁殖地からの分散を図る上で周辺の民有林の保全は重要な課題である。
近年、当地域では森林伐採や土砂採掘などの開発が進んでおり、生息地破壊の心配が残る緊急性の高い場所である。そこで、2009年に会員持田勝郎氏からのご寄付を元に買い取りを行ない、野鳥保護区を設置した。
「持田野鳥保護区シマフクロウオホーツク第1」を含む地域では、シマフクロウ1つがいの繁殖が確認されている。
当地域は、環境省はじめ関係行政や専門家と連携して、当会職員が、調査や管理、巡回監視にあたっている。なお、シマフクロウは、カメラマンや観察者からの影響を受けやすいため、保護区の場所についての表記は控えさせていただきます。