2018/07/11
当会では、水田や里地保全のシンボル的な存在であるナベヅルやコウノトリの渡来地で、人も生きものも暮らしやすい地域づくりを地元行政や市民の方々と連携して取り組んでいます。
愛媛県西予市の石城小学校では、3年前からツル・コウノトリや水田についての授業を実施しています。今年は年間5回と、大幅に授業数を増やすことができました。
6月26日は、地域の田んぼに生きものがどれくらいすんでいるのかを知るために、5年生とコウノトリの餌になるカブトエビやマルタニシ、オタマジャクシの数を数えました。
子どもたちが、わぁわぁ言いながら数を数えたり、生きものを捕まえたりするよりも先に、農家の方が「カブトエビがおるぞ!昔の田んぼにはおらんかったぞ!」と一番に驚いていたのが印象的でした。
普段から農作業でよくみているはずの田んぼですが、生きものの視点で見ることはなかったようです。
子どもたちは、「今回見た生きものを守っていくためにもごはんをたくさん食べて田んぼを守っていきたい」と言っていました。私も負けずにもりもり食べたいと思います!
*7月豪雨により、この地域にお住まいの方、また各地で被災されました皆様にお見舞い申し上げます。また一緒に活動できるよう、私たちが今できることに一生懸命取り組みたいと思います。