公益財団法人 日本野鳥の会

チュウヒサミット2010の報告

チュウヒサミット2010 ‐湿原のハンター、絶滅危惧鳥類チュウヒを知っていますか?‐
参加者200名以上! 大盛況のうちに閉会

チュウヒ(環境省レッドデータブック絶滅危惧ⅠB類)は広い湿地に棲むタカの一種で、日本国内では現在、繁殖地が少なく局地的であり、イヌワシやクマタカよりも繁殖つがい数が少ないにもかかわらず、これまではあまり注目されておらず保護活動も進んできませんでした。そこで、チュウヒとその生息地である湿地の生物多様性の保全活動を推進するため、「チュウヒサミット2010」を開催しました。
今回はイギリスから講演ゲストとしてアダム・ローランズ氏を招き、英国鳥類保護協会(RSPB)のミンズミア保護区におけるヨーロッパチュウヒの生態と保護活動の先進事例についてお話をいただきました。
また、秋田県八郎潟でのチュウヒの生活の様子について、映像作家の平野伸明氏から映像&トークでご紹介いただきました。その他、各地域でのチュウヒの調査結果など報告を受け、日本でチュウヒをどのように保護していくべきか討議し、最後に「チュウヒサミット2010宣言」が採択されました。
2006、2008と続き今回のチュウヒサミット2010は3回目となりますが、今までにない盛況振りで、大成功にて閉会することができました。そして、今までより具体に踏み込んだ提言の姿を見出すことができました。

日時:
平成22年7月18日(日)10:00~17:30
場所:
名古屋国際会議場234会議室(名古屋市熱田区熱田西町1-1)
主催:
(財)日本野鳥の会・日本野鳥の会三重・日本野鳥の会愛知県支部・名古屋鳥類調査会
後援:
環境省中部地方環境事務所、愛知県、名古屋市、大潟村
助成:
三井物産環境基金
参加人数:
211名

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