位置 | N 43°13′ E 145°36′ |
面積 | 200ha |
写真:川崎慎二
ユルリ島は馬が放牧されているためササ類が繁茂せず、中央部は高層湿原となり、周縁部は海洋性・高山性の植物が生育し、植物も300種が生育しており、北海道自然環境保全地域にも指定されている。ただし、近年種馬(雄)を入れておらず、放牧馬は減少の一途にある。そのため,ササ類等の植生への変化も著しい。モユルリ島は大型草食獣がいないため、ササに覆われている。両島とも一般人の立ち入りは規制されているが、個体数の減少が危惧されている海鳥の繁殖が確認されているため、周辺環境の保全が必要とされている。繁殖する海鳥類は北方系の代表的な種類で、主な鳥は、エトピリカ、ウトウ、ケイマフリ、ウミネコ、オオセグロカモメなど。
A4i | ウトウ・オオセグロカモメ |
A4ii | ウトウ・オオセグロカモメ |
サイトの一部(10~49%)に法的な担保がある。
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区特別保護地区(ユルリ・モユルリ)
<その他>
道指定天然記念物ユルリ・モユルリ島海鳥繁殖地
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 546KB)
※ユルリ・モユルリ島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら