位置 | N 42°16′ E 140°13′ |
面積 | 300ha |
遊楽部岳、太櫓岳に源を発するユーラップ川は、全長約27kmにも及びサランベ川、音名川、鉛川、ペンケルペシュペ川、トワルベツ川をはじめとする多くの支流を抱える道南きっての河川である。一部支流を除きサケが遡上する水域には堰堤、砂防ダムがなく、とくに上八雲にある二カ所のサケマス孵化場付近には産卵を終えたサケの死骸が川底を埋め、ワシたちの冬期の食物となっている。ワシ類は河口からサケマス孵化場付近までの河畔林、および河岸から続く山の斜面の森林にとまって休息している。ねぐらは上流部の森林地帯にある。また、支流トワルベツ川では、ヒグマもサケを補食している。しかし、周辺のブナを中心とする森林伐採により、水量の減少が目立ち始めている。さらに、サランベ川では上流の砂防ダムのため土砂の供給が絶たれ、河床が低下し河岸の崩落も始まっている。
A1 | オオワシ |
A3 | オオワシ |
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