位置 | N 41°46′ E 140°48′ |
面積 | 4,300ha |
写真:有馬健二
函館湾:函館湾には沿岸に平磯と称する平坦な岩礁地帯があり、海藻類が豊富に生育している。この平磯は干潮時間帯には水深が浅くなり、大潮の場合は完全に露出する。コクガンはこの時間帯に平磯に来てアオノリ、アマノリなどの海藻類を食べる。平磯では近年海藻類の生育が悪く、コクガンの主群は函館市南茅部町に移ったが、その後も250羽程度が越冬する。また、この一帯は山々が海岸線に迫っているため、冬季の季節風、北西の風を防ぎ渡りの時期のカモ類の中継地であり憩いの場でもある。また、亀田半島南岸の岩礁地帯では、100羽程度が越冬する。 亀田半島(函館市南茅部町):海岸の離岸堤と岸の間の水面が餌場となっており、650羽程度が越冬する。
A4i | コクガン |
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<保護指定の内容>
都道府県指定鳥獣保護区(函館山)、都道府県立自然公園、自然環境保全地域
函館湾:この海域は津軽海峡から流入する対馬暖流の分流の影響をうけているが、近年の暖冬傾向の影響からか冬期の海藻類の生育が良くないため、コクガンの最大越冬地は南茅部海域に移行した。海藻類の生育の悪い原因として、山林の伐採による浮泥の平磯への堆積も推定されるが、何れも検証されていない。
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