位置 | N 24°47′ E 141°19′ |
面積 | 3,255ha |
写真:小笠原自然文化研究所
硫黄列島は別名火山列島とも呼ばれ小笠原群島とは火山脈が異なるため今でも火山活動が活発である。東京から南へ約1,200kmの太平洋上に連なり北硫黄島、硫黄島、南硫黄島の3島からなる。硫黄島は面積約23.16㎢、最大標高約169mの平坦な地形の島であるが、南硫黄島は面積3.54k㎡、最高峰918m、北硫黄島は面積5.57k㎡、最高峰792mと海上からそそり立つように崖が続く急峻な地形である。
北硫黄島は戦前に人が居住した歴史があるが、第二次世界大戦後無人島化した。硫黄島は戦後も米国沿岸警備隊が常駐し、返還後は自衛隊が常駐している。先の大戦では激しい戦闘となり島のほとんどが焦土と化し、現在はギンネムが多くを占めている。島の北部には小笠原諸島では珍しい天然の池沼がある。南硫黄島は居住の歴史がなく人の手が及ばなかったため島全体が天然記念物と原生自然環境保全地域に指定されている。
A2 | カラスバト |
A4ii | クロウミツバメ・アカオネッタイチョウ |
サイトの大部分(50~90%)に法的な担保がある。
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(北硫黄島)、国立公園(小笠原)、自然環境保全地域、保護林
<その他>
国指定天然記念物南硫黄島
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 475KB)
※火山列島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら