位置 | N 36°09′ E 136°46′ |
面積 | 119,000ha |
写真:酒井輝夫
日本有数の豪雪地帯に位置し、人間の通年定住を許さなかった厳しい環境が、近年まで原生的な自然を保持し得た理由であり、山稜を覆う広大なブナ林をはじめとした原植生は、多様な動植物たちを育んできた。
植生の特徴は白山の頂上から登山口まで垂直に高山帯、亜高山帯、ブナ帯に分けて見られる。
白山の頂上、御前峰(ごぜんがみね 2702.2m)から標高2,300mの弥陀ヶ原、南龍ヶ馬場附近までが高山帯である。ここは環境が特に厳しく、ハイマツ帯、風衝地、雪田、高茎草原が点在する。
標高2,300mから1,500mは亜高山帯でダケカンバやアオモリトドマツが低木状に生育しており、急斜面では高茎草原やチシマザサ草原が見られる。標高1,500m以下登山口の1,000m附近は白山を特徴付けるブナ帯でブナ、ミズナラ、イタヤカエデ、オオカメノキ、チシマザサが生い茂り、豊かな落葉広葉樹林を形成している。
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<保護指定の内容>
県指定鳥獣保護区(初河、三ノ峰、願教寺)、国立公園(白山)、都道府県立自然公園(白山一里野県立自然公園)、自然環境保全地域、保護林
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