JP135 曽根干潟(そねひがた)
福岡県:北九州市、苅田町
位置 |
N 33°49′ E 130°58′ |
面積 |
660ha |
環境構成【干潟/農耕地】
写真:武田尊史
約550haの干潟と干潟に流入する四本の河川および農耕地や村落を含む後背地に多くの野鳥が生息し、これらの場所を合わせた約2,300haが福岡県の銃猟禁止区域に設定されている。しかし、陸域側(後背地)を利用する鳥類、あるいは干潟と陸域部を相互利用する鳥類が多いことから陸域部を指定区域に拡大し、保全が望まれる。両方保全を考えないとこの付近に生息または渡来する鳥類は減少すると考える。
選定理由
A1 |
ズグロカモメ |
A4i |
シロチドリ・キアシシギ・チュウシャクシギ・ズグロカモメ |
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
保全への脅威
- 干潟陸域側で、都市計画道路築造工事が着手、関連個所は2020年度完成予定。
- 地元主導で干潟関連個所に洋上風力発電計画があり、万一実現すればこの付近の鳥類に影響が非常に大きいと推測される。
保全活動
- 環境教育活動:実施者(日本野鳥の会北九州支部)
内容:月1回、定例探鳥会実施(約25年間)
市立曽根東小学校で年1回、全校挙げて探鳥会実施
- モニタリング調査:
ガンカモ一斉調査を毎年実施(日本野鳥の会北九州支部)
調査活動(北九州ズグロカモメ研究会)
- その他:
都市計画道路6号線について提言後北九州市と折衝、野鳥観察施設構想の実現化について取り組み、鳥獣保護区実現に向けての取り組み、曽根干潟定例探鳥会実施後20年経過したので、20年間の報告書作成(2008年3月)、福岡県、北九州市への要望、折衝(以上、日本野鳥の会北九州支部)
曽根海岸清掃作業(年2回)(主催:市立曽根東小学校他)
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 875KB)
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