位置 | N 32°02′ E 128°24′ |
面積 | 416ha |
写真:馬田勝義
男女群島は、九州の西方、五島列島の福江島の南南西約70kmの東シナ海にあり、北から男島(約2.7k㎡)、クロキ島(0.1k㎡)、中ノ島(0.3k㎡)、ハナグリ島(0.2k㎡)、女島(1.3k㎡)と、多数の小岩礁からなる無人島(灯台の職員が交代で勤務)。最高峰は女島の海抜283m、海岸線には断崖をめぐらし、柱状節理が発達している。群島全体が国の天然記念物に指定されており、許可なく上陸はできない。近年、高速船(民間の瀬渡し)の普及に伴い釣りやダイビングのポイントとしても注目を集めている。
植生は、ハチジョウススキ、ヒゲスゲ、ヤブソテツなどからなる草本群落と、タブ、マサキ、ヤブニッケイ、ヤブモッコク、アオキなどの常緑広葉樹林(樹高3~10m)が広く分布する。鳥類は、カツオドリ、アカコッコ、アカヒゲなど南方系の鳥類が生息し、オオミズナギドリが高密度に営巣している。また、春の渡りの記録から、渡り鳥の貴重な中継地となっていることが推察されている。
A1 | カンムリウミスズメ・ウチヤマセンニュウ |
A2 | カラスバト・アカヒゲ |
A4ii | オオミズナギドリ・カツオドリ |
A4iii | オオミズナギドリ |
サイトの全域(90%以上)に法的な担保がある
<保護指定の内容>
国指定鳥獣保護区(男女群島)、保護林
<その他>
国指定天然記念物男女群島
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 483KB)
※男女群島の周辺海域は、マリーンIBA(Marine Important Bird and Biodiversity Areas:海鳥の重要生息地)に選定されている。 詳しくはこちら