JP034 陸奥湾(むつわん)
青森県:むつ市、平内町
位置 |
N 40°59′ E 140°58′ |
面積 |
9,800ha |
環境構成【浅海域】
陸奥湾は、下北半島佐井村焼山崎と津軽半島今別町高野崎を結ぶ線から以南の水域が範囲である。海岸線の延長は約246kmで、面積約1,660k㎡、平均水深約38mである。沿岸はほとんどが砂浜であり、それ以外の海岸線は主に岩礁となっている。
また、陸奥湾北部のむつ市大湊湾芦崎、陸奥湾南部の平内町浅所海岸などでは、わずかだが干潟が出現する。
選定理由
保護指定
法的な担保がない、もしくはわずか(10パーセント未満)である
<保護指定の内容>
都道府県立自然公園(浅虫夏泊県立自然公園)、自然環境保全地域
<その他>
国指定特別天然記念物小湊のハクチョウおよびその渡来地
保全への脅威
保全活動
- 環境教育活動:実施者(下北ジオパーク構想推進協議会)
内容:大湊湾については、下北ジオパーク構想推進協議会では芦崎の成り立ちと生態系に関する普及教育活動(対岸の大湊からの観察・室内での講演会など)が実施されている
- 保全のための人材育成活動:実施者(下北ジオパーク構想推進協議会)
内容:大湊湾については、地元住民の中からジオガイドを養成すべく普及教育活動を実施している
- 法律制定、政策、規制:実施者(下北ジオパーク構想推進協議会)
内容:下北管内5市町村で連携してジオパーク構想を推進している中(大間町長が副会長を務める)、大間弁天島は主要なジオサイトの一つに位置づけられている
- モニタリング調査:実施者(むつ市教育委員会)
内容:大湊湾においては、むつ市教育委員会が毎年芦崎自然調査を実施している。
調査活動(下北野鳥の会、日本野鳥の会青森県支部)、むつ市文化財調査報告書(むつ市教育委員会)、日本の白鳥(日本白鳥の会)
- 経済活動を通じた保全(エコツーリズム等):実施者(下北ジオパーク構想推進協議会)
内容:前述のジオガイド育成の先に保全の意識啓発を含むツーリズムの確立を目指している
※サイト情報の詳細版はこちら(PDF 450KB)
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