位置 | N 37°00′ E 139°14′ |
面積 | 313,000ha |
写真:岡田成弘
■奥只見: 山岳、ブナ林、ダム湖、河川、落葉広葉樹林、スキー場。
奥只見を含む新潟県魚沼地方一帯は国内有数の豪雪地帯であり、厳冬期は5mを超える積雪に覆われる。越後三山只見国定公園の中核を成す駒ケ岳を源流とする凄烈な北ノ又川が奥只見湖に注ぐ一帯は銀山平と呼ばれ、四方を囲む急峻な山々にはイヌワシやクマタカが飛ぶ。奥只見湖には、イワナ、ヤマメなどのサケ科魚類や希少種であるウケクチウグイなどの淡水魚が多数生息し、周囲の山々はブナに代表される落葉広葉樹林が広がる。奥只見を含む魚沼地方一帯は、ノジコの生息密度が国内で最も高い地域である。
■奥日光:栃木県の北西部に位置する、いろは坂を登った先の標高1,269mの中禅寺湖畔から、標高約1,400mの戦場ヶ原周辺、約1,500mの湯元地区にかけての一帯を中心として標高2,578mの白根山や標高2,486mの男体山など周辺山岳地域を含む地域。
この地域は山地から高山まで標高が幅広いため、ミズナラ中心の落葉広葉樹林、ウラジロモミ、シラビソ、コメツガなどの針葉樹林など森林の変化に富む。中禅寺湖、湯ノ湖などの湖沼、湯川やその他数多くの沢、湿原(戦場ヶ原)、湿原が乾燥してできた草原的な環境(小田代ヶ原)など多様な環境を含む。
■奥利根:群馬県最北部地域で、利根川源流域である。新潟県との境で、日本海側気候の影響が大きく、多雪地帯で一年のうち半年以上雪のある山岳地域である。植物相は日本海側の要素であり、動物相は原生自然が残っている地域で大型哺乳類(ツキノワグマ、ニホンカモシカ等)、北方系鳥類(クロジ、エゾビタキ等)、蝶類(ベニヒカゲ等)、また水温の低い河川には水生昆虫(トワダカワゲラ等)、魚類(イワナ、カジカ等)が生息する。
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<保護指定の内容>
都道府県指定鳥獣保護区(日光)、国立公園(日光)、国定公園(越後三山只見国定公園)、自然環境保全地域、保護林
<その他>
ラムサール条約登録湿地
■奥只見
■奥日光
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