三宅島(面積55.5㎢)は、東京から約180㎞南の海上に位置する火山島である。古くから噴火を繰り返しており、島内には大路池や新澪池跡など、火山活動によってできた特徴的な地形がみられる。アカコッコやイイジマムシクイ、カラスバトなど約250種の野鳥が確認されている。島の約10㎞西にある無人島・大野原島ではカンムリウミスズメが繁殖しており、アナドリの繁殖記録もある。
周辺海域では、一本釣り(キンメダイ)、曳き縄(カツオ、マグロ)、延縄(キハダマグロ、クロマグロ、メバチマグロ)、定置網や刺し網などの漁業が行われている。また、ダイビングやカンムリウミスズメウォッチングのエコツアー、近隣の御蔵島へのドルフィンウォッチングも行われている。
カンムリウミスズメ