沖ノ島(面積約0.85㎢、周囲約4㎞)は、福岡市の北北西78㎞の玄界灘にあり、島全体が宗像大社の神域とされ、一木一石とも持ち出すことが禁じられている。植生の原始性が高く「沖の島原始林」として国の天然記念物に指定される。小屋島は本島の南南東側約1㎞に位置する標高29mの岩礁である。
沖ノ島ではオオミズナギドリ、小屋島ではカンムリウミスズメおよびヒメクロウミツバメが繁殖する。沖ノ島本島、小屋島、御門柱および天狗岩の区域は海鳥の重要な集団繁殖地として、国指定鳥獣護区とされている。
島の周辺海域では、雑魚固定式刺し網や延縄漁が行われている。
カンムリウミスズメ、ヒメクロウミツバメ、オオミズナギドリ