公益財団法人 日本野鳥の会

(仮称)中紀第二ウィンドファーム事業環境影響評価方法書に対する意見書を提出しました

令和元年5月7日

(仮称)中紀第二ウィンドファーム事業環境影響評価方法書に対する意見書

ご氏名 (公財)日本野鳥の会 理事長 遠藤 孝一
ご住所 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル
連絡先 03-5436-2633

ご意見とその理由

下記の理由により、対象事業実施区域の位置の変更および渡り鳥の調査方法の変更を求める。

  • 対象事業実施区域及びその周辺には複数の国内希少種に指定されているクマタカが繁殖しており、風力発電施設の建設により生息地放棄およびバードストライクによる繁殖放棄を引き起こすものと予測する。クマタカの繁殖に影響がないよう、繁殖地以外の場所に対象事業実施区域を変更すべきである。
  • 対象事業実施区域及びその周辺は猛禽類の渡り経路となっており、春季の渡りのピークは3月下旬から4月上旬(主にサシバ)、秋季の渡りのピークは9月下旬から10月上旬(サシバ・ハチクマ)である。貴社が方法書の中で設定している渡り鳥の調査時期はこれらと一致していないので、一致するように変更すべきである。また、1回の調査は少なくとも1週間は連続して実施すべきである。

以上

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