本セミナーは終了しました。
ハシボソミズナギドリ 写真/奴賀俊光
私たちが日常生活で使っているプラスチックが、今、海鳥や海洋環境に深刻な影響を与えています。この連続ウェビナーでは、プラスチックの問題をテーマに、「知る」「行動する」「仕組みを変える」の3つの切り口で、様々な講師からお話を伺います。
第5回は、北海道大学の綿貫豊先生を講師に、ハシボソミズナギドリやフルマカモメなどの海鳥の体内へのプラスチックの取り込みや、有害化学物質の蓄積の状況をご紹介いただきます。
北大西洋においては、EUのパリ・オスロ条約と海洋戦略枠組指令により、フルマカモメのプラスチックの取り込み状況をめざすべき生態系の状態の指標とすることが定められ、政策に反映されていることを踏まえ、プラスチック汚染の指標種として、海鳥に注目していくことの必要性をお話しいただきます。
こちらから事前申し込みをお願いします。
お申し込みいただいた方に、URL等の詳細をメールにてお知らせします。
また、当日リアルタイムでのご参加が難しい場合も、後日アーカイブ動画をお送りしますので、ぜひお申し込みください。
綿貫 豊(わたぬき ゆたか)
1959年長野市生まれ。学生の頃より、南極、北海道や北極域の孤島で海鳥の行動・生態研究をしており、特にバイオロギング技術を使って、気候変動と人間活動(特に海洋汚染)の海洋生態系への影響を海鳥の目を通して探ろうとしている。現場での観察から自分で問題を発見することを楽しみとしている。専門は、動物の行動生態、海洋生態、保全生物。主な著書は『海鳥の行動と生態:その海洋生活への適応』、『海鳥と地球と人間』など。