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山階鳥類研究所が所蔵する下村兼史に関する1万点を超える写真資料の中から、貴重なオリジナル・プリントや鳥類図鑑の原画など、本邦初公開の写真作品や資料約50点を展示。
下村は、日本最初の野鳥生態写真家と呼べる人物。カメラそのものが珍しかった1920~30年代に、自由に飛びまわる野鳥を日本で初めて撮影し、今では失われてしまった自然環境も記録。本展では生涯と功績についても紹介し、人間・下村兼史の魅力に迫ります。
くわしくはこちらのホームページをご覧ください。
http://www.yamashina.or.jp/hp/hyohon_tosho/shimomura_kenji/shashinten2018.html
下村兼史/しもむら・けんじ(1903-1967)
1903年佐賀県生まれ。1922 年、日本初の野鳥生態写真となるカワセミを撮る。1928年、鹿児島県荒崎のツル類の写真集が天皇陛下へ献上される。1930-39年、農林省鳥獣調査室に勤務しながら、日本各地の天然記念物や希少種の野鳥を撮影。1935年、英国での万国自然写真博覧会に出展した作品が国際的な評価を受ける。1939年以降は映画の監督、演出・脚本家として活躍するかたわら、野鳥観察紀行、鳥類図鑑などを多数執筆。