「野外鳥類学講座2025 調査の企画・実施編」のご案内
野鳥の観察から一歩進め、生態の調査を行い、集めたデータを集計し、まとめていくことで、鳥のくらしのさまざまなことがわかってきます。野鳥のことをより身近に感じ、理解するきっかけとなり、保護活動を進めるうえでも役立ちます。
本講座では、研究者や専門家から調査方法やデータのまとめ方等を学んだのちに、各自が実際に調査のテーマを見つけて、調査の企画・実施・発表までを一通り体験します。初日はオンラインによる講義で、その後対面での講義とフィールド実習を行います。
野鳥の調査研究に関心のある方、また、これから調査研究を始めたい方は、ぜひご参加下さい。
野外鳥類学講座2025
調査の企画・実施編
- 日時
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- 2025年
- 【1日目】12月20日(土)15:00~18:00 (Zoomによるオンライン講義)
- 2026年
- 【2日目】1月10日(土)10:00~18:00 (室内講義)
【3日目】1月11日(日)9:30~17:00 (室内講義)
【4日目】1月12日(月・祝)9:30~16:00 (室内講義、フィールド講習)
【5日目】2月28日(土)13:00~16:00 (発表会)
- 会場
- (公財)日本野鳥の会事務所および東京都立東京港野鳥公園
- 定員
- 12名
- 対象
- 鳥類の調査研究をこれから行ってみたいと考えている人、実際に行っている人
- 参加費
- 一般15,000円、会員・学生12,000円(保険料・東京港野鳥公園の入園料含む)
- 概要
- 講義では、フィールドワークの基本、鳥類の調査方法、生息環境との対比、行動の観察方法などを学びます。統計の初歩とデータの取り方、論文にするまでの流れを学んだのち、各自で実際にテーマを見つけ、調査の企画・実施・まとめを行ない、発表し合います。
- 1日目 オンライン講義
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- フィールドでの調査・研究テーマの見つけ方
- フィールドワークの基本
- フィールド観察からまとめまで ―コシアカツバメのねぐら入りを例に―
- 観察から見えてくる野鳥のくらし
- 2日目 講義
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- 野外鳥類学の魅力
- 鳥の行動研究・行動観察を科学へ
- 鳥と生息環境
- 鳥の行動の観察法
- 3日目 講義
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- 調査の保全の応用
- 調査結果を論文として発表しよう
- 有意差は?―統計の初歩
- まとめやすいデータの取り方
- 4日目 講義およびフィールド講習(東京港野鳥公園)
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- 東京港野鳥公園で見られる鳥
フィールド講習:フィールドで調査テーマを探そう
調査計画作成・調査計画発表
- 5日目 発表
- ※遠方からの参加者はオンラインでの発表可
- 講師
- 上田恵介(日本野鳥の会会長、『Strix』編集長)
濱尾章二(国立科学博物館名誉研究員)
松本祥子(東京環境工科専門学校教員)ほか当会職員

室内講義の様子

講師との調査計画作りの様子
前回参加者からの感想
- 全体を通して、体系的に学ぶことができ、とても良かったです。
- 統計の授業がとてもわかりやすかったです。
- 鳥類調査の具体的な方法を知ることができた。
- 鳥の専門の方に直接話しを聞くことができて本当に面白かったです。鳥をいろいろな方向から見ることができるようになりそうです。
お申し込み
参加をご希望される方は、下記のボタンからお申し込みをお願いします。
[申込締切]2025年12月15日(月)12:00(正午)まで
お申し込みはこちら
お問い合わせ
(公財)日本野鳥の会 自然保護室 担当:山本
TEL:03-5436-2633(月~金10:00~17:00)
FAX:03-5436-2635
Eメール:[email protected]
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23丸和ビル