公益財団法人 日本野鳥の会

早稲田環境塾のご案内

この募集は終了しました。

早稲田環境学研究所 第10期早稲田環境塾 塾生募集


©Mitsuo SATO
朱鷺、文化の舞(新潟県)
「新日本の風景」より

10期塾の課題を「原風景への旅―文化としての環境日本学の探求」とします。
毎日新聞朝刊に1頁大で、延べ30回連載中のルポルタージュ「新日本の風景」がテキストです。
連載記事を執筆した原剛塾長【日本野鳥の会評議員】と、写真を担当した佐藤充男カメラマン(早稲田環境塾生)が講師をつとめます。

 東北、北陸、関東の34カ所を取材し、日本文化の基層、及び日本人の環境意識と自然観を映していると思われる自然と人の営みを求めました。多くの傑作写真を講義で紹介します。

 取材の動機の第1は、厳冬のインドヒマラヤ山地ダラムサラムでのダライ・ラマ14世へのインタビューとチベット仏教僧群による暁の祈りの光景です。その経緯は中尊寺での原塾長の講演「風景が心を耕す」(抜粋版テキスト「講義を理解するために」に収録)に記しました。


©Mitsuo SATO
イザベラ・バード感動の旅(山形県)
「新日本の風景」より

 2011年3月、連載の最中に東日本大震災と連動した東京電力福島原発のメルトダウン事故が発生しました。この時の日本人、地域社会の意識と行動の原型が、特徴のある風景の現場から露呈してきました。-危機の極限状況で人々に共感を招いた淵源とその場所性(topos)を解明します。

「特徴ある風景」とは、奥野健男がその著書「文学における原風景」(集英社 1972)で規定した「自己形成とからみ合い、血肉化した深層意識」としての精神形成の空間を思わせる風景です。「原風景への旅」はあなた自身の自己確認(identity) への探求の旅となるはずです。

講義プログラム

第1講 イザベラ・バード 感動の旅 (山形県 川西、飯豊町、米沢市)

第2講 朱鷺 文化の舞(新潟県 佐渡市)

講義を理解するために(抜粋)

第10期早稲田環境塾の課題と関連する講座の紹介 (以上抜粋版に掲載)

第3講 心を映す風景 東北の浄土(岩手県 平泉町 田野畑村)

第4講 越冬の雁 支える稲田(宮城県 大崎市)

第5講 縄文秋田の懐へ 神々の気配宿す田沢湖(秋田県 角館市)

第6講 女神舞う花の大滝(福島県 三春町)

第7講 月の山に祈る(山形県 鶴岡市)

第8講 文化としての蛍の光(山形県 高畠町)

期間

2017年3月29日~6月14日の水曜日
講義の予定日は、3/29,4/5,4/12,4/26,5/10,5/17,5/31,6/7,6/14

時間

午後6時半 ~ 8時半(3連続講義の翌週は休講)。

場所

早稲田大学本部キャンパス (西早稲田)19号館 3階309号室

費用 (テキスト・レジュメ代、交流会費として)

社会人(初参加)20,000円/塾生12,000円/学生5,000円

申し込み〆切

2017年 3月30日まで

問い合わせ・入会申込み先

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