
2019年7月1日
(公財)日本野鳥の会(事務局:東京都品川区 理事長:遠藤孝一)は、2019年6月19日(水)開催の評議員会において、会長に上田恵介(前副会長)、名誉会長に柳生博(前会長)を選出し、両名が就任しましたことをお知らせいたします。
■公益財団法人日本野鳥の会 名誉会長・会長・副会長(2019年6月19日就任)
■歴代会長
●名誉会長 柳生博
振り返るとあっという間の15年の会長職でした。創立者である中西悟堂に次ぐ任期を務めることができたのはとても光栄なことです。
この15年間「どんな難しい問題も、対立ではなく話し合いで解決を図る」「いつも野鳥の立場になって、環境問題を考える」「確かな未来は、長い時間をかけて人が自然と折り合いをつけてきた里山に代表される、懐かしい風景にこそある」をモットーしてきました。また、自分たちの「損得」ではない、野鳥の立場にたった「真心」を込めた日本野鳥の会会員の皆さんの活動に触れるにつけ、「会長になってよかった」「いい役をやらせてもらった」と、しみじみと感じてきました。
今、名誉会長に「昇進する」といった気持ちです。これまでと同じように、日本の多様性に富む自然を尊び、人と自然が共存する豊かな社会の実現をめざしていきたいと思います。
●会長 上田恵介
私は小学生の頃に日本野鳥の会の存在を知り、それ以来の会員です。中西悟堂初代会長に手紙を書いて、「小学生だから会費はいらない」という返事をいただき、少年バードウォッチャーとして入会しました。
現在、野鳥を愛する潜在的なバードウォッチャーは、10万人とも20万人ともいわれています。野外で鳥を見ることはハイキングや散歩と同じように、身体の健康を増進させてくれます。そして鳥や自然に心を通わせることは、私たちの感性を豊かにし、鳥を見るという活動自体が、未来の子供たちに豊かな自然を残していくための活動につながります。
私たちがやらなければならない自然保護の課題は山積しています。時には毅然とした態度で対峙しなければならないこともあるでしょう。そうしたときにも、私たちは野鳥が持つ魅力を広く皆さんに伝えていくことで、そのほかの生き物を含めた、豊かな自然環境を未来に残す活動を進めていきたいと考えています。
■名誉会長 柳生 博(やぎゅう・ひろし)

1937 年茨城県生まれ。俳優。作庭家。
土浦第一高校から東京商船大学に進学するも視力の低下により船長の夢を断念。俳優座養成所に入り俳優として歩み出し、1961年、今井正監督の「あれが港の灯だ」でデビューする。以降、司会やナレーション、講演会など多方面で活躍。
1989年、自らの手で10年以上にわたって整備した山梨県八ヶ岳山麓の森を「八ヶ岳倶楽部」としてオープン。野良仕事の大切さを説く。
1986年より日本野鳥の会会員、2004年より日本野鳥の会会長を15年にわたって務め、2019年6月より名誉会長に。
■会長 上田恵介(うえだ・けいすけ)

1950年大阪府生まれ。理学博士。動物生態学者。立教大学名誉教授。
鳥類を中心とした動植物全般の進化生態学、行動生態学を専門とするかたわら、環境問題の研究にも取り組む。野鳥や自然に関する一般書の執筆、テレビ・ラジオ出演では、柔らかく、わかりやすい解説に定評がある。
1963 年の小学生の頃から、日本野鳥の会会員。2015年6月に日本野鳥の会副会長に就任。2019年6月より会長に就任。
1934 年(昭和9年)、野鳥研究者で僧侶・詩人・歌人でもあった中西悟堂が創設。創立時のメンバーには、柳田国男、山口蓬春、杉村楚人冠、山階芳麿、黒田長禮など、そうそうたる名が連なる。2019年に創立85周年を迎えた、日本で最古にして最大の自然保護団体で、現在、会員・サポーター約5万人。
野鳥観察の楽しみや自然保護意識の普及活動を行うと同時に、タンチョウ、シマフクロウなどの絶滅危惧種の保護活動や、生息地の保全活動を展開。各都道府県に全87の支部・連携団体を持ち、各団体はそれぞれの地域での探鳥会や保護活動を担っている。
<組織概要>
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