サンクチュアリは自然と触れ合う場所です。レンジャーは、そこを訪れた方に自然の成り立ちや仕組み、大切さを楽しみながら知っていただくための企画に取り組んでいます。
展示、映像、自然に親しむ観察会の実施、ニュースレターの発行やホームページの作成などがあります。
また、近年は「総合的な学習の時間」に代表される地域の自然を学ぶ活動が増えてきています。サンクチュアリでは利用者のニーズにあわせて、さまざまな活動のプログラムを用意しています。
「ティーチャーズガイド」とは、学校での「総合的な学習の時間」など環境教育活動において、指導者が活用できるプログラムをまとめた冊子です。特定の地域の自然や生物群に照準を合わせて作られており、指導者の伝えたいメッセージや情報、使いやすい教材などが盛り込まれています。
当会では、これまでに特定の地域にすむ特定の鳥を扱った「タンチョウ・ティーチャーズガイド」(2004年)と、各地で観察しやすいガンカモ類をテーマにした「ガンカモ・ティーチャーズガイド」(2006年)、身近な野鳥をテーマとした「身近な野鳥ティーチャーズガイド」(2010年)の3つのプログラム集を製作しました。このテキストは本文と資料編、付録CD-ROMから構成されています。当会の主催する講座を受講した後に、受講者自らが子供たちに体験学習の指導ができる内容とすぐに使えるワークシートなどの教材が付録CD-ROMに入っています。
・身近な野鳥
ティーチャーズガイド(MTG)
身近な野鳥をテーマとした自然観察を行うための様々な
プログラムを紹介しています。
お問い合わせ先:[email protected]
・ガンカモ
ティーチャーズガイド(GTG)
身近な野鳥でもあり、初心者でも観察しやすいガンや
カモを素材におもに子どもを対象に体験学習を行って
いただくためにまとめた指導者むけのプログラム集です。
・タンチョウ
ティーチャーズガイド(TTG)
タンチョウ・ティーチャーズガイドは、教職員や観察会の
リーダーなど指導する立場にある方々に使っていただく
学習プログラム集です。
多くの機会で利用いただき、多くの方々にタンチョウに
ついて学んでいただくことを目的としています。
○ブックレット
<頒布方法>
○CSR活動の受け入れ
近年、CSR(企業の社会的責任)の自然環境保全部門での活動が活発化し、サンクチュアリへの問い合わせも多くなっています。具体的な受け入れ事例としては、生態系保全のための環境管理作業(草刈りや植林等)があげられます。CSRのお問い合わせは、施設運営支援室か地域の各サンクチュアリまでお願いします。
○人材育成活動
サンクチュアリがある地域の自然保護活動の主体は地域の市民です。
地域で活動する市民をサポートするための各種講座の実施や、レンジャーとともに活動するボランティアの受け入れなどを行なっております。
また、レンジャーになることを目指す方を対象に、レンジャー養成講座と、その後の体験活動としてのレンジャー体験実習制度を設けています。