環境省自然環境局 推薦
NPO法人野生動物救護獣医師協会 推薦
全国学校図書館協議会 選定図書
国連生物多様性の10年日本委員会
「生物多様性の本箱」
~みんなが生きものとつながる100冊~
(PDF/332KB)
春から夏にかけて、多くの野鳥は子育ての季節を迎えます。この時期、巣立ったばかりでまだ上手に飛べないヒナを見かけることがあります。つい、手を差しのべたくなりますが、そのようなヒナの多くは、親鳥から誘導されながら成長している「巣立ちビナ」です。親鳥が近くで見守っていることが多いので、拾わずにそのままにしておくほうが良いことがほとんどです。
当会では、紙芝居「わたしのことり」と絵本『ぼくとりなんだ』を制作しました。この紙芝居と絵本は、野鳥のヒナと子どもとの出会いをテーマに創られた2つの物語です。作者は、絵本作家の和歌山静子さん。巣立ちビナのくらしぶりを伝えることで、子どもたちに、生きものや自然とのつきあい方を考えるきっかけになればと願っています。
2012年度に500部制作しましたが、大好評につき2013年度も500部増刷しています。紙芝居によって、多くの人にヒナを拾ってはいけない、拾わないことが野鳥の子育ての応援につながるというメッセージを広めていただきたいと考えています。
ご希望の方は、申込書をダウンロードしていただき、郵送またはFAX、メール添付でお申し込みください。
日本野鳥の会 普及室 普及教育グループ
〒141-0031 東京都品川区西五反田3-9-23 丸和ビル
TEL:03-5436-2622 FAX:03-5436-2635 E-mail:[email protected]
偶然出会ったかわいいヒナに心を奪われた女の子と、わが子を返してほしい親鳥のおはなし。女の子と親鳥のやりとりを通して、ヒナは親鳥といっしょに行動しながら生きる術を学んでいくことを伝えます。
(B4判、12場面)
一羽のヒナを見つけた女の子。「かわいい!」と連れて帰ろうとしたとき、「その子を返して」と親鳥がやってきます。
女の子は、親鳥に対して自分がヒナのお母さんになれることを証明しようとがんばります。
しかし、親鳥の元に戻りたい、というヒナの言葉を聞き、女の子はヒナを放す決心をします。
親鳥に導かれて飛べるようになるヒナ。女の子はびっくりするとともに、自分も母親に呼ばれて帰っていきます。
産まれてから巣立つまでのこと、これから親鳥からいろいろなことを学ぶことを、ヒナが子どもに語ります。自然の中で生きてこそ「野鳥」であることを伝える物語です。
(B5判、32頁、ハードカバー)
日本野鳥の会の通信販売ほか、全国の書店でも販売します。
1,540円(税込)
※この絵本の制作費の一部、紙芝居の制作費には、花王(株) 、東亜建設工業(株)、トヨタ自動車(株) 、丸和油脂(株)からの協賛および家電・住宅エコポイントの環境寄附を使用しています。