公益財団法人 日本野鳥の会

子どもたちが作った、ヘラシギ保護を訴えるアニメーション『Journey of spoon-billed sandpiper』(旅するヘラシギ)が完成

スプーンのようなユニークなくちばしを持つヘラシギ(Spoon-billed Sandpiper)。生息環境の干潟の消失や狩猟の影響などで現在約300羽にまで減少し、環境省レッドリストの絶滅危惧IA類に指定されています。かつて国内の干潟ではほぼ全国的に記録されていましたが、現在では観察できる場所はごくわずかとなってしまいました。
このたび、香港バードウォッチング協会の依頼を受け、ヘラシギと湿地の保護を訴える国際環境教育事業”Journey of Spoon-billed Sandpiper”制作プロジェクトに協力しました。このプロジェクトは、ヘラシギの渡りをストーリーにしたモノクロの原画に、子どもたちが色を塗ってアニメーションを完成させるもので、渡りルート上8か国・500人の子どもが参加しました。世界各国の子どもたちからの「ヘラシギを守ろう!」というメッセージが込められたアニメーションをご覧ください。

『Journey of spoon-billed sandpiper』(旅するヘラシギ)

ロシアから韓国・日本・中国を経由して東南アジアに渡るヘラシギを守るには、国際的な連携が不可欠であり、渡りの中継地となる日本の役割は重要です。当会では今後も、ヘラシギをはじめ、渡り鳥の保護・普及活動に力を入れていきます。

herashigi01

herashigi02
日本の小学生が着色したシーン。仲間が捕獲されて悲しむヘラシギ。

herashigi03
「ヘラシギを守ろう」というメッセージを届ける、三谷小学校の子どもたち。

自然保護活動のご支援を お願いします!
  • 入会
  • 寄付