位置 | N 38°18′ E 140°32′ |
面積 | 52,000ha |
写真:大澤八州男
火山性の山岳地帯、樹林(二次林、落葉広葉樹林、針葉樹林)、火山礫地。南に蔵王連峰、北に船形連峰、共に奥羽山脈、山形・宮城の県境の山々である。蔵王連峰の最高峰は熊野岳で1,841m、中腹にはブナ、ミズナラなどの林が、標高の高い所には冬期樹氷に変身するアオモリトドマツの林が広がり、また荒涼とした火山礫地は火山活動が比較的新しいことを物語っている。船形連峰の最高峰は船形山(御所山)で1,500m、中腹にはブナ、ミズナラなどの林が、上部にはハイマツ帯がある。
蔵王は山麓に温泉が多く、山頂には火口湖など観光資源になる景観があるなどから、早くから観光地化が進められ、山地を横断する山岳観光道路も作られている。船形山は対照的に温泉が少なく、自衛隊の演習場が山裾まで伸びているなどから観光地化の波からは外れていた地域であるがそれゆえに、ブナなどの自然林の伐採が広範に行われてきた山域でもある。
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<保護指定の内容>
都道府県指定鳥獣保護区(蔵王、御所山)、国定公園、都道府県立自然公園(蔵王国定公園、県立自然公園二口峡谷、県立自然公園船形連峰、天童高原県立自然公園、御所山県立自然公園)、自然環境保全地域、保護林
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