春から夏にかけては、野鳥たちの子育ての季節。巣立ったばかりのヒナたちは、しばらくの間、親鳥と行動しながら飛び方やエサのとり方を身につけていきます。
そんなとき、まだ上手に飛べないヒナが、地面に降りていることがあります。つい、手を差しのべたくなりますが、親鳥が近くにいることがあります。手を出さず、その場を離れてそっと見守ってください。それが野鳥たちへの「子育て応援」につながります。
しかし、誤って保護され、親鳥と引き離されてしまうヒナが後を絶ちません。そこで、当会では、30年以上に渡り、「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」を継続し、ポスターの掲示協力など広くよびかけています。ぜひ皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。
※ただいまパンフレット『野鳥のヒナと出会ったら?』プレゼント中!
(公財)日本鳥類保護連盟、NPO法人野生動物救護獣医師協会と協力し、毎年約10万枚以上ポスターを制作、動物園や公園などに掲示をお願いしています。しかしまだ人の目に触れる機会が充分ではありません。
お住まいの地域の掲示板や学校などで、貼っていただけるところがあればご連絡ください。必要部数をお送りしますので、メール:[email protected]まで枚数とお届け先をお知らせください。また右の画像からも、ダウンロードして印刷することも可能です。
紙芝居「わたしのことり」(脚本・絵 和歌山静子)を観察会、読み聞かせや学校の授業などで活用いただける方々に寄贈いたします。
ヒナを拾ってはいけないということを、多くの子どもたちに伝えてください。
落ちているヒナに遭遇した時の対応方法がわかるパンフレットを作りました。
フローチャートで対応を紹介しています。
ご希望の方には無料でプレゼントいたしますので、お申し込みください。
右の画像からダウンロードしていただくことも可能です。
※両面印刷して折ってお使いただけるように、1ページ逆さまになっています。
※お申し込み多数の場合は、お届けまでに時間がかかることがあります。
ご了承ください。
ご希望の冊子・資料名をご明記の上、お名前(フリガナ)・郵便番号・ご住所・お電話番号・この冊子をお知りなった媒体名(webサイト・新聞・雑誌・番組等の名称)を以下までおしらせください。
【郵便】〒141-0031 品川区西五反田3-9-23丸和ビル 日本野鳥の会 普及教育グループ
【FAX】03-5436-2635
4~7月には問い合わせが多数寄せられます。その中からよくある質問と答えを一部、ご紹介します。
Q ヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?
A 巣立ち直後のヒナはあまり動きません。親鳥は人がヒナの近くにいると警戒して近づけないので、その場を去る方がよいでしょう。
Q ネコやカラスに食べられないでしょうか?
A 心配でしたら、ヒナを近くの茂みの中に移しましょう。親鳥は姿が見えなくても、ヒナの声で気づくことができます。
Q 人がヒナを育てることはできますか?
A たくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1か月)に「何が食べ物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、人間によって育てられたヒナが自然の中で生きていけるとは限りません。
◎より詳しい情報はこちら
ケガをしているものや、希少種など、そのままにしておけないと判断される場合は、自治体などに相談してください。
◎自治体の連絡先はこちら